ITストラテジスト(高度情報処理技術者試験)受験雑感
本日(4/21)、情報処理推進機構(IPA)の高度情報処理技術者試験とされるITストラテジスト処理試験を受けてきました。
受験する前は、ほぼ一日の試験で大変だな、難しいんだろうな、と思ってました。
まあ大変なのは間違いないんですが、割と対応できたな、というのが感想です。
もちろん結果も出てないので、午前Ⅰすら通ってない可能性もなくはないんですが…。
【次回受験に向けて申し送り事項】
午前Ⅰ
ほんとに過去問やってたらいける
直前に直近3年分はもう一周見直しておくべき
午前Ⅱ
こちらも過去問やっといたらいける
中小企業診断士試験経験者にはマネジメント・マーケティング系の問題は簡単
午後Ⅰ
練習だとやる気起きないが、本番だとしっかり対応できた(気がする)
これで合格水準取れてるなら特別対策は不要ぽい
ただし、午後Ⅱ対策として事例研究のネタとしては読み込んでおくべき
午後Ⅱ
タイトルを書き忘れた。これがどこまで採点に響くか不明
序盤の問題に時間を使いすぎ。後半の記載と見直しにもっと時間割くべきだった
今回は選択肢が2題だった。昨年までは3題じゃなかったっけ?システム刷新系や組み込み系がなくなって迷ったりする必要がなくてよかった
その他
ご飯はおにぎり2つでちょうどよい
前日に買っといた方が慌てなくてよいかも
飲み物は水筒用意すべきだった。慌てて忘れてた
雨降るの分かってたのに傘も忘れた。余計な出費が…
今回使用した教材
こちらの旧年版を使用。それしかないと思ってたら最新版があるとあとで知ったけど、中古で安かったので、これで合格してればラッキー。
これの事例への取り組み方と、解答の雰囲気を掴み取る。結局あんまり集中力が続かなくて部分的にしか読んでない。これでダメなら解法ちゃんと読み直します。
序盤の書きっぷりが面白くて、読みながら笑ってたら妻に訝しまれました。
再チャレンジするなら購入したい教材
今回は問題集と午後Ⅱ対策をかじっただけなので、体系的な知識を得るに至らなかった。
今回がダメだったら、出直しついでに体系的な知識として整理し直したい。
最近は英語学習にかかりきりだったので、IT知識の見直しが図れたのはとてもよかった。
来年のチャレンジも見越して、秋の高度試験も何かトライしてみます。
Screamadelica in Japan
8/19のSONICMANIAと、最終日21日SUMMER SONIC 。さらに、それに先駆けて8/17にSUMMER SONIC EXTRAと銘打って敢行されたScreamadelica再現単独公演。
わずか5日間のうちに4公演をこなすハードワークをこなす還暦ロックンローラー、ボビー・ギレスピー率いるPrimal Screamの来日公演を、名古屋を除き3公演も楽しませていただきました!
待望の来日
前回の来日が2016年のChaosmosisツアーで、実に6年ぶり。アルバムリリース後はだいたい来日してくれるものの、Give Outリイシューのリリース時にはそれをサポートする来日ツアーはなく、彼らとしては長いインターバルでした。
当初はSONICMANIAおよび東京会場のみの出演だったために、東京行きもちらついたものの、大阪には単独で来てくれるはず、と信じてたら本当に来てくれました!
さらに、直前に『ボビー・ギレスピー自伝 Tenement Kid』もリリースされ、絶好のタイミングでの来日。直前になんとか読み切り、準備万端で臨みました。
大阪公演
シモーヌ姐さんの勇姿を見たくて、ステージに向かって右側の2列目に。
メンバーは、前回ツアーと同じく5人編成。唯一異なるのは、キーボーディストがダフィーではなく、ワイルドなイケメンだったこと。サウンドも見た目通りワイルドで、これがまたカッコいい。ダフィーの軽やかなプレイも聴きたいが、次回にお預けか。
ボビーはスクリーマデリカのジャケット絵がババーン!とフィーチャーされたスーツ姿で登場。今回のツアーはこれで通してるようですが、毎日のように着てるということは何着も持ってる?
事前に写真を見たときはさすがにちょっと…と思っていたが、実物見るとなんかかっこよく見えてくる不思議。
↓参考:今年のグラストンベリー出演時↓
10年前のScreamadelicaツアーは、女性コーラスやリードシンガーを帯同していたが、今回はなし。その分ソリッドなバンドサウンドで、バックスクリーンへの映像投影もなく、サウンドだけで勝負するスタンスなのが頼もしい。
シモーヌ姐さんは時折オーディエンスにスマイルを振りまく余裕ぶりで、約10年前のMore Lightツアーで見せた初々しい雰囲気とはまた違った魅力が。プレイ面もさることながら、ステージの華やかさにとても貢献しています。個人的にはボビーよりシモーヌ姐さん見てる方が多かったかも。
前回のScreamadelicaツアーと比較しての今回のツアーのウリは、楽曲Screamadelicaのセットリスト編入と、前回来日公演ではオミットされたShine Like StarsのWeatherall Mixの採用。特にShine Like Starsは本編最後に配され、かなりの格上げ。アレンジとしてはアルバム収録バージョンが好きですが、ウェザオールへのトリビュートとしてはこっちが正解。
前回の再現ツアーからの10年の間に、ウェザオールだけでなく、ロバート"スロブ"ヤング、デニス・ジョンソンと関係者が相次いで鬼籍に。彼らは前回ツアーにも参加していなかったものの、バンドにとって大切な存在であったのは間違いなく、そんな彼ら全員に対してのトリビュートだと感じられた。
全体的なプレイ面でも、最近のイネスのギタープレイはまるでスロブが乗り移ったかのような豪放さを纏ってきたように感じるし、ボビーも前回は女性シンガーに任せていたDon't Fight Itを自分で歌い切るなど、気合いの入ったステージング。またスクリーマデリカか、という気持ちを一切感じさせない、見事な内容でした。
また、このソリッドな演奏ゆえ、スクリーマデリカ再現後のヒット曲連発も地続きのように響き、ラストのRocksまで大満足。前回のツアーでは、Come Togetherで大団円を迎えたあと、いきなりRocksが始まって気持ちの整理がつかなかったんですよね。
久しぶりのライブが大好きなロックバンドで、控えめに言って最高の夏となりました。
しかし、まだ夏は終わらないのです。
SONIC MANIA & SUMMER SONIC @WOWOW
その週末はちょうど家族が不在で、たっぷり家でサマソニを楽しむチャンスでした。
金曜夜はもちろん、Sonicmaniaに出演するPrimal Screamを鑑賞。
メンバーの表情がよく見られる配信も、現地に行くのとはまた違った良さがあります。
アップになるとボビー年取ったな、と改めて実感。
さすがに大きいステージなので、バックスクリーンのサイケな映像が登場。
Slip Insideの映像などは10年前と同じだが、Higher Than The Sunの日が昇る映像など一部アップデートされており、新鮮さも感じさせた。
感動的だったのはShine Like Starsのウェザオールの写真。いくつか写真を投影した後、腕の間からまっすぐなまなざしを向けるウェザオールの写真が大写しになり本編が終了。Screamadelicaにおける彼の存在の大きさと、バンドの彼に対する感謝があふれているように感じられた。
アンコールはLoadedから始まり、大阪公演からいくつかの楽曲を省略してRocksで終了。大満足で眠りにつきました。
明けて土日はゆっくりサマソニを堪能しつつ、やっぱり最後はPrimal Scream。
事前にタイムテーブルの変更がアナウンスされ、Primal Screamの演奏時間が1時間30分から2時間近くに変更に。キャンセルとなったアーティストの穴埋めをするわけでもなく、さらにタイムテーブルのCloseと書かれた22時のバーにちょっと乗っかるほどのロングセット化に、日本への愛を感じます。
演奏はほぼ先の2公演と同じですが、最後にボビーが何度もお辞儀をして去っていったのが印象的でした。こちらこそありがとう、ボビー!
これだけScreamadelicaを堪能したら、次は通常セットを見たくなる贅沢。新作も期待しています!
Deep Dive
来日公演が終わった後は、こちらのPodcastを聞いてました。
翻訳者の萩原麻里氏をはじめ、この界隈の文化に詳しい方が集っての雑談、これがとても面白い!当時のスコットランドやサッチャー政権の話や、ボビーのファンに対する姿勢へのツッコミ、ハッカーの話など知的好奇心が刺激されまくり。
インタビューの時にボビーが毎回レコメンドしてくるという『スペクタクルの社会』にとても興味が沸く。なんでもパンクの精神的支柱なんだとか。知らなかった…。先日注文済みで、届くのが楽しみ。
他にも、こんなイベントも(申込済)。
出演者のひとり、ニイマリコ氏の『ボビー・ギレスピー自伝』レビューもとてもよかった。私は『XTRMNTR』からなのでこの方よりちょっと遅いデビューなんですが、初めて彼らの音楽を聴いた時の衝撃はほんとにここに書いてある通りでした。
http://にいまりこave-cornerprinting.com/niimariko-08072022/
復習用音源
今回のアルバムは新たに発売されたリイシュー盤からのトラックを踏襲したアレンジが中心。オリジナル盤とは異なるディープな世界観が楽しめます。これらの楽曲がダンスフロアを揺らしてた頃を想像しつつ聞くのもまた一興。
その名の通りデモ音源。オリジナル盤を聞き込んだ人は、ここからアレンジを磨いていったのか、と感慨にふけることができます。
こちらはシングル集。Shine Like StarsのWeatherall Mix以外は既発。Spotifyで聞いてますが、いつかはアナログで聞きたい。
今回のセットリストをトレースしたプレイリスト。
個人的ベスト。
【アルバムレビュー】前野健太「ワイチャイ」
4/6に3年ぶりに発売されたマエケンの新作。
発売から少し経ってだいぶ自分の血肉になってきたので、試しにレビューしてみようと思います。
【全体像】
音像は初期の3作「ロマンスカー 」、「さみしいだけ」、「ファックミー」に似て、インディー音楽らしい粗めの仕上がり。
前作「サクラ」やジム・オルークプロデュースの2作がリッチなプロダクションだったので、久々の作風がかえって新鮮。また、「サクラ」が日本の名盤!と言いたくなる風格を漂わせていたのに対し、こちらはファン好みの珍盤という風情。
ただ、初期3作と大きく異なるのは低音ボイス。前作収録前に低音がしっかり響くようにボイトレをしたとのことで、今作でも健在。
ピアノがフィーチャーされた曲も多く(1,2,4,6,7,)、「前野健太と世界はひとり」から参加されている佐山こうた(Pf.)がガッツリ貢献。ジャズをベースにしつつ、遊ぶようなフレージングが聴いてて飽きません。
30分と少しの収録時間も、リピートしやすく丁度いい。実際、しばらくこれしか聴いてません。
【全曲レビュー】
1.ポルトガル
異国情緒あふれる、軽快でありながらもの悲しいピアノに導かれ、ポルトガル語とおぼしき言語で歌うマエケン。日本語だとこの雰囲気はまず出ない。
低音ボイスとあいまって最高。
最後だけ日本語。やっぱり意味がわからない。
2.わたしの羽
こちらもピアノが印象的。エレキギターとのコールアンドレスポンスが情熱的に絡みあい、マエケンの歌も熱を帯びる。
3.MAXとき
80'sサウンドのようなシンセサイザーの音から始まり、いつものギターサウンドに突入。
コーラスの「ドキドキ」「にぎにぎ」が楽しすぎる。
これまでのライブでも何度か歌っていて、こんなんちゃんとした歌にならんやろ、と思ってたのに、ちゃんとなってる不思議。
これまた間奏のピアノとギターのからみ合いが最高です。
去りゆく者へのシンパシーを歌う曲としては、「今の時代がいちばんいいよ 」収録の「吾郎」を彷彿とさせます。
前野健太 - MAXとき (引退直前ver.) - YouTube
4.恐縮でございます
「たいへんスケベそうな顔してらっしゃいます」「恐縮でございます」というフレーズを使いたいがための楽曲。
場末のバーのようなピアノから始まり、ギターのじゃ~んからキャバレーっぽいサウンドに一変するのがききどころ。それをきかせたらさっと終わる潔さ。
5.マシッソヨ・サムゲタン
これまで何度もライブ会場をシンガロングの渦に叩き込んできたアンセムがいよいよアルバム収録。
情念の立ち込めるようなゆらゆらしたギターとボーカルに、おバカな歌詞にも関わらずサムゲタンよろしく熱くなる。
ライブとは異なり、フュージョン風にテンポアップしてエンディングへ。今後のライブ演奏も楽しみ。
6.秋の競馬場
前作「アマクサマンボ・ブギ」に続く競馬ソング。
優しく歌うマエケンと、それに寄り添うようなピアノ。
飲み屋から笑い声が聞こえ、月が輝いている。
最初は子供らが遊んでたのに、最後は大人が遊び回ってる。
7.サマースーツ
シリアスなサウンドと、ホームレスやサラリーマン&サラリーウーマン、そしてそれを見ている自身の日常が描かれる歌詞のアンビバレント。
8.近い将来について話している
こちらはギター弾き語り。
二階の窓辺というフレーズが、「100年後」の待ちあわせを思わせる。
9.戦争が夏でよかった
こちらもライブで披露されていた楽曲。
タイトルにもなっている歌詞がうまく解釈できなくてあまり好きではなかったけど、改めてアルバムで聞くと、じっくり聞いて好きになってきました。
心がまだ凍てついているからであり、声がまだ空や海の中にこだましてるから、熱い夏がいい。
強烈なタイトルが引っかかって、気になりすぎていつの間にか好きになる、マエケンのアルバムにいつも入ってる人間讃歌の最新版。
PVはこちら
10.白い病院
白い病院で透明のケースの中で眠る…赤ちゃん?
11.みかん
聞き重ねることで一番印象が変わった曲。
さすがにこの性急なビートはマエケンには合わないと思っていたのに、いつの間にかクセになって重要曲に格上げ。それを見越したようにCDトレイの中に潜むみかんの写真。
12.いい予感
こちらも何度かライブで取り上げられていた曲。
一つ前の「みかん」と歌詞中の「伊予柑」で、なぜか柑橘系を印象づける。
やさぐれた女性視点の歌詞は「ねえ、タクシー」を思わせる。
13.ワイチャイ
1.ポルトガルと対をなす、異国の言葉とおぼしき歌詞。ここまであっという間の30分。きっとアナタも、気づいたらまた「ポルトガル」から聞き始めていることでしょう。
【読書メモ】演劇入門(平田オリザ著)第四章〜第五章
第四章は、俳優について。
戯曲・演出・俳優の関係
うまい/へた
著者が俳優を採用する条件
- コンテクストを自在に広げられる
- 近いコンテクストを持っている
- 非常に不思議なコンテクストを持っている
コンテクスト(文脈)
一人ひとりの言葉の内容、言葉の範囲
文化の差異、歴史の差異、文化を基盤とした価値体系の差異がコンテクストの差異を生む
コンテクストのずれと摺り合わせ
俳優とは「他人が書いた言葉(=台詞)を、あたかも自分が話すがごとく話さなければならない職業」
舞台に上がる前段階の俳優の仕事
- 自分のコンテクストの範囲を認識すること
- 目標とするコンテクストの広さの範囲をある程度、明確にすること
- 目標とするコンテクストの広がりに向けて方法論を吟味し、トレーニングを積むこと(演劇の「様式」)
環境と言葉
「発語は常に、他者との関係において行われる」
俳優が台詞を発するための根拠
「新劇(西洋近代演劇の直輸入)」:心理、感情
アングラ・小劇場運動:肉体や無意識、情念や本能
ロゴスから、パトス、エロスへ
90年代以降:他社に対する意識、自己を取り巻く環境に対する意識
第五章 「参加する演劇」に向かって
「遠いイメージから入る」ことは、表現者と鑑賞者の間で、「内的対話によるコンテクストの擦り合わせ」のため
抑圧の強い共同体では、コンテクストの擦り合わせに時間をかけない
→学校教育の問題
「ここは美術館かもしれない」という主体的な合意が形成される前に、「美術館はいいなぁ」という台詞が発せられると、その台詞はリアルと感じられない
奉納歌に「返答する者(ヒュポクリテース)」→最古の俳優
古代ギリシャの人々は、対話の必要性を直感し、コンテクストの擦り合わせが社会を維持する方策だと思い至ったのでは
市民社会は、参加を前提とした演劇を要請する
民主政治と「演劇」「哲学」の関係
【感想】
古代ギリシャまで遡り、民主制が哲学とともに「演劇」を要求した、という解釈はスケールが大きくて感動した。学校と同じく、多くの大人が所属する企業もまた、抑圧の強い共同体である。コロナ禍で演劇の発表の場である舞台も減りつつあるのだろうが、国全体が抑圧を強めている中、それでいいのだろうか。
【読書メモ】演劇入門(平田オリザ著 第二章〜第三章)
第二章では、戯曲を書く前の場所・背景・問題の設定方法の解説がなされている。
場所
セミパブリックな空間。内部の人々がいて、そこに外部の人が出入り自由であること。
背景
セミパブリックな時間。外部の人間が出入り自由な背景、状況。
問題を考える
シナリオと戯曲の違い
戯曲では、観客の想像力に委ねる。
「作品冒頭における自然な形での問題提起」の必要
一個人が個人の力ではどうにもならない状況と向かい合う構造はギリシャ悲劇以来の基本的な枠組み
直面する問題の中で右往左往し、人間として変化を遂げていくのが演劇というドラマの本質。
第三章は、対話を生むための登場人物・プロット・エピソード・台詞の説明。
登場人物
内部・中間・外部の比率は5対2対3
情報量の差→バラエティ
情報量に差があることで情報交換のための対話が生まれる。本人には説明させない。
プロット
話の筋のこと。著者の書き方では、人の出入りと、その人物によってもたらされる情報の内容だけ。
エピソード
でき上がったプロットに合わせた、その場面での話題。
重要な点①伝えたい内容から離れた会話②かといって全体のモチーフや状況から離れすぎない会話
モチーフから遠い順番にエピソードを並べていく
台詞の前にテーマを考える
テーマを見つけるために書き始める
戯曲を書くための能力
想像力・記憶力・観察力
話し言葉の地図
演説→対話→独り言
公的←→私的
意識的←→無意識
名作にはさまざまなタイプの話し言葉がある
対話:他人と交わす新たな情報交換や交流
会話:知り合っている者同士の楽しいお喋り
冗長率:伝えたい情報と(一見)無縁な内容≒潤滑油
対話の方が冗長率は高い
他者の不在
日本の同質性→「対話」が未発達
夏目漱石「三四郎」→対話を描いた新時代の文学作品
西洋近代演劇と日本語との距離を明確化する
司馬遼太郎「菜の花の沖」
戯曲の言葉→社会の話し言葉の規範
上方の商人は浄瑠璃、武士は狂言
【感想】
対話と会話の分析が参考になった。
日本辺境論(内田樹)に通じる、辺境であることによる価値の逆転が面白い。そういう気概は大事だ。
【読書メモ】演劇入門(平田オリザ著)第一章
映画研究のための読書第一弾。
戯曲家の平田オリザ氏による『演劇入門』です。
リアルな台詞とは?
まずは著者から、問題提起がなされます。
リアルとは何か?
演劇における「リアル」は、必ずしも現実世界での「リアル」ではない。演劇における「リアル」とは?
話し言葉を書く行為は、戯曲家という極めて人数の少ない職業の中でのみ行われる。そのため、技術伝承が非効率で多くの人がやり方を知らない。
「チャット」でのやりとりは、直接会って話していれば起こらない可能性も。1998年の著作ですが、その後のLINEの隆盛やテレワークの普及を経た今、本質をとらえた内容だと痛感します。
近代演劇と現代演劇
テーマが先か、表現が先か
現代演劇では、「伝えたいこと」=テーマがなくなってしまっている。
- 脱イデオロギーの時代
- 芸術の社会的役割の変化
→単純な意味でのメディアやプロパガンダの手段ではない
表現の欲求=世界とは何か、人間とは何かという、私の内側にある混沌とした想いに、何らかの形を与えて外界に向けて示したいという衝動
歳を取るにつれて、日々の生活が当たり前になり、制御の意志が強くなる。それに待ったをかけ、ありのままに現前させるのが芸術であり、現代演劇である。
タブーを打ち破りらんとする強い衝動
著者の戯曲『火宅か修羅か』
人間の意識の最も小さな振幅の一つを描いたもの。ふだんは気づかない、または気がつかないふりをしている類の想い。
【感想】
第一章だけだが、もう面白い。時代の要請から演劇の役割が変わりつつ、変わらないものをしっかり捉えている。確かに、映画を観る時も微妙な表情の方が、ド派手なアクションより見どころだったりする。
2022年の目標
ブログはじめます
最近ずっとインプット過多でアウトプットをできていないので、ブログを始めることにしました。
少し前までは読書会に参加し、読んだ本のことをしゃべりまくっていたのですが、参加する機会がなくなったので、どうやらストレスをためてしまっていたようです。
読書をして読書メーターに登録をしたり、仕事に関わる本を読んだらパワーポイントにまとめたりと、限られたアウトプットは行っていたのですが、どうも足りない。
数年前まで勤めていた以前の職場では勉強会と称して、定時後に参加できる方に集まってもらって、1時間ほど説明していました。(いろいろ自由にやらせてくれるいい会社でした)
今の職場は以前より従業員数も多く、自由な活動をするのはなかなか難しそうです。
少しずつ探りを入れていっているので、そのうち色んなことを試していけたらな、と思っています。
2022年の目標
新年が始まったところなので、まずは今年の目標設定からはじめます。
1.データ分析実務スキル検定の合格
昨年から新設された、データマネジメント組織に配属されました。
そもそも何やるの?からスタートし、BIツールの活用推進やデータ分析基盤の整備を少しずつ進めているところです。
新年を迎えるにあたり、何か新しい資格でも取得しようとインターネット検索をしていると、「データ分析実務スキル検定」なるものを発見しました。
昨年から開始された民間の認定試験で、業務目的に応じたKPI設定、前処理にデータ可視化手法、施策の評価・検証などなど、ちょうど課題に感じている内容ばかり。
受験料は少々お高いですが(税込11,000円)難易度はそれほど高くなさそうなので、知識を整理して今年の活動に弾みをつけたいと思います。
参考書は、主催者が刊行しているこちら↓を使う予定です。
試験内容はこちら↓のリンクに詳しく書かれています。
2.Pythonの習得
Pythonはデータ分析に適した言語で、データ分析の高度化を目指すうえでは外せません。
以前、社内勉強会を開いた方から教材をいただいて試したことがあり、課題もいくつかこなしたのですが、そこから日がたつと、そもそもどうやって扱うのかがわからなくなり・・・。
プログラム経験は、新卒で入った会社でVB6をかじった程度で、その後もAccessやExcelマクロを扱う程度で、そもそもプログラミングの素養がありません(苦手意識もあります)。
これまで同様、取り組まずにスルーしようと思っていたのですが、別件でお話していたマーケ部門の担当者から「Pythonわかりますか?」との質問が。
その場は「すみません、わからないです」と言ったものの、以前から引っかかっていたところだったので、気になりはじめて、同僚に話したところ同じように引っかかっていた様子。
それなら社内勉強会やろうか!ということで、始めようと思います。
まずは参考書選びから。
市販の書籍も良書が多く出そろっているのと、東京大学や京都大学がテキストをPDFで公開しているので、どちらを選ぶかから悩みます。
個人的には、書籍のほうが好きです。振り返りしやすく、何より勉強した実感が湧きます。ほかのメンバーからの意見も聞いて、考えてみようと思います。
3.映画分析の方法論確立
こちらは趣味の内容です。
一昨年来のコロナ禍の影響で、家で映画を観ることが多くなりました。
2年前に、子どもの情操教育の一環として、毎週土曜の「映画ナイト」を開始。
毎週家族で映画を観るようにしています。
また、テレワークの日には昼食をとりながら観ることもあります。
そんな中、もっと深い考察をしたり、生きるヒントにしていきたいな、という思いがふつふつと湧いてきました。
昨年末、「仕事と人生に効く教養としての映画」という書籍を書店で偶然発見し、上で述べた思いに完全にスイッチが入りました。
映画史や作品の関連性、社会情勢とヒットの関連性などを踏まえて、感想以上のことを展開できるようになれたら楽しいだろうな。
4.ブログの開始・継続
ブログも気になっていたことのひとつです。
基本的に面倒くさがりなので、筋トレや英語日記などを始めては三日坊主でした。
しかし、せっかくたくさんの映画を観たり、本を読んだりしているのに、きちんとまとめるアウトプットが習慣化できていないのはもったいないと感じるようになりました。
読書メーターはつけているのですが、読了後に長い文章を書く気にならず、基本的に短文で終わらせてしまいます。また、そもそもの読書量も最近減少傾向にあり、アウトプットの先細り感が否めませんでした。
ブログなら、読書記録も映画の感想も、文字数を気にすることなく書けますし、気になったところをサクッとまとめてもいいし、深堀してもいいし、自由です。
如何せん面倒くさがりなので続くかどうかわかりませんが、週1回を目標に続けられたらな、というのが今の思いです。
また、ブログとなるとアフィリエイトによる収益も気になります。
しかし、そちらに気を取られすぎると、そもそもの目的であるアウトプットが疎かになりそうで、気にしないことにしました。
もちろんおススメしたい商品のリンクは貼りますが、それ以上に収益に執着することはしないつもりです。
ブログへの考え方は、ちきりんさんの「「自分メディア」はこう作る! (文春文庫)」を参考にしました。
今は有名ブロガーのちきりんさんですが、最初からそれを狙っていたわけではないんですよね。自分がやりたいことを中心にして、しっかり考えてブログを育てたことがわかる良書です。真似ではなく、自分がやりたいことを考えるために、時々見返したいです。
ということで、2022年の目標は下記の4つです。
-
データ分析実務スキル検定の合格
-
Pythonの習得
-
映画分析の方法論確立
-
ブログの開始・継続
楽しい一年になりますように!






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